財務省が2012年3月8日に発表した1月の国際収支状況(速報)によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支が4373億円の赤字となった。単月での経常赤字は2009年1月以来、3年ぶり。赤字幅は比較可能な1985年以降で最大となった。貿易収支は前年同月に比べて9822億円減少し、1兆3816億円の赤字となった。輸出額は8.5%減の4兆3536億円。欧州の債務危機や円高の影響で輸出にブレーキがかかった。