政権交代して1年半が経つというのに、民主党はいつまでも野党の気分が抜けきれない。この国を統治しているという自覚があるのだろうか。参議院の予算委員会の早期開催をまず阻止したのが、民主党である。それはなぜか。政府の予算案が、参議院で本格的に審議されたら困るようなしろものだからか。それとも、参議院民主党は、菅内閣打倒を決めたのか。与党による国会対策とは、野党の主張をできるかぎり容れることに尽きる。