ガラケーとスマホ選びは性能の優劣じゃない スマホにしたくない本音のあれこれ

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やれiPhoneがどうだ、Androidがどうだ、新しいスマホアプリがどうだと、今やすっかりスマホ全盛の時代だ。

ガラケー(従来型携帯電話)は、一部の人が使っているだけ、スマホが苦手な人だけ……と思ってはいないだろうか。
いやいや、実は、根強いガラケーファンも多いのだ。あえて、ガラケーからスマホにしたくないという人いる。

その理由とはなんだろうか。

●「ガラケーにメリットを感じる」
・料金の安さが魅力
最も分かりやすいのは、料金の安さだ。スマホと比べると機種の価格も安いし、契約料金も安い。月々の携帯電話料金を手軽に抑えたいという理由でガラケーを選んでいる人はやはり多い。

・充電回数が少なくて楽
ガラケーは、数日に1回も充電すれば十分だ。一方のスマホは、電池持ちがよくなったとはいえ、ほぼ毎日充電しなければならない。
そればかりか、バッテリー切れを気にして、モバイルバッテリーや充電コードを持ち歩くスマホユーザーも多い。
ガラケーユーザーは、そんな煩わしさを嫌うのだ。

・実際のボタンを押せる安心感
好みの問題もあるが、操作で実際に物理的なボタンを押せることに拘る人も多い。確実にボタンを押した確認ができるので、安心感があるのだ。
また、スマホは、防水機種でも、雨などで画面が濡れた際は、水滴を拭き取っても正しく反応しないことがある。また、指が濡れていたり、手に汗をかいていたりしても同じだ。こうした気遣いが必要なことや、緊急時でも濡れた手で使えない不安などから、敬遠する人も多いのだ。

・通話がしやすい
大きさや重さとの兼ね合いもあるが、片手で持てるガラケーは通話がしやすく疲れない。
スマホのサイズでも通話には問題はないと言うかもしれないが、ガラケーユーザーにしてみると、スマホはガラケーよりも通話しづらいと感じているのだ。

●「スマホにこれといった魅力を感じない」
・使うのは主に通話でWebは見ない
携帯電話の利用は主に通話だとか、緊急の場合に備えて持っているだけといった人が多い。そもそもスマホである必要性がないのである。
スマホのような大画面とはいかないが、ガラケーでだってWebは見られるので、アプリを使わないのなら、高い料金を支払ってまでスマホにする理由がないのだ。

・ガラケーで特に不便を感じていない
やや理由としては消極的ではあるが、スマホに魅力を感じないという人も多い。
現状(ガラケー)に不満を持っていないから、スマホに変える必要性を強く感じないという理由もある。
どうしてもスマホにしたくなったとき、スマホが必要になってから変えればいいだけと思っている人もかなりいる。
なお、ガラケーの場合、新機種が出ても次々と機種変することも少ないようだ。壊れるまで使い続けるとまではいかなくても、傷が目立ってきたり、不具合が少しでてきたりしてから機種変する、という人が多い。

・スマホ依存になりたくない
ガラケーユーザーでもゼロではないが、携帯電話に依存する生活が嫌だと言う人もいる。多くの人が電車の中でスマホをいじっているのを見ていると、スマホ依存になるんじゃないかという心配もあるようだ。
そうならないためには、スマホを持たないことがいちばん手っ取り早い解決策なのだ。

ガラケーとスマホは、どちらが「優れているか」という議論になりがちだだ。
しかし、使う人の生活や使い方によって、それぞれメリット・デメリットがあると言える。