約1週間前、元ブラジル代表FWアドリアーノは、自分がまだサッカー選手だと感じており、興味深いオファーを待っていると明かした。フランスのル・アーブルでは、これを真剣にとらえた人がいるようだ。彼らは、6カ月前にアトレティコ・パラナエンセとの関係を終えたアドリアーノにピッチへ戻るチャンスを与えようとしている。

リスクを冒そうとしているのは、ル・アーブルのオーナーであり、会長でもあるクリストフ・マイロル氏だ。フランス2部で戦うル・アーブルの会長は、『Sambafoot』で、アドリアーノに対して「具体的で本物の」関心を抱いているとコメント。次のように続けている。

「アドリアーノはスポーツ界で自分の場所を取り戻したいと望んでいる。そして彼はフリーだ。ル・アーブルは彼に対し、欧州で再出発するチャンスを与える」

マイロル会長はすでにアドリアーノと話をしたことも明かしている。アドリアーノはこれからフランスに向かう準備があるようだ。

「アドリアーノは間もなくここに来る。クラブや施設を知るためにね。彼はすでに飛行機のチケットも取っているし、関心があることを我々に認めたよ」

32歳というアドリアーノの年齢や、「悪童」としての数々のエピソードにも、ル・アーブルは恐れを抱いていないようだ。2カ月前に就任した47歳のマイロル会長は、フィジカルコンディションをチェックし、シーズン終了までの契約を結んで、1月からアドリアーノをプレーさせるために、まずトライアルをする考えのようである。

マイロル会長は「6カ月のプロジェクトだが、我々は真剣に考えている」と話している。情報に通じる者によると、アドリアーノはこのチャンスを生かしたいと強く惹かれているそうだ。