映画『美女と野獣』の主演女優レア・セドゥさんとクリストフ・ガンズ監督の来日記者会見が9月4日、都内で行われた。

「少女たちが自分を投影できるようなベルを演じたい」

レアさんは、昨年のカンヌ国際映画祭で、『アデル、ブルーは熱い色』の出演女優として最高賞・パルムドールを獲得したフランスを代表する女優。

映画『美女と野獣』といえば、ディズニーアニメが有名だが、もともとはフランスのおとぎ話。実写版では1946年にジャン・コクトーが製作した映画がよく知られている。レアさんはコクトー版『美女と野獣』を「小さい時から好きでした」と語り、「ベル役のオファーが来たときは、こどもの頃の夢がかなうと思いました」と微笑んだ。

役については「非現実の人物を演じる難しさがありましたし、コクトー版が好きだったからこそ、これまでと違うベルを演じたい、少女たちが自分を投影できるようなベルを演じたいと思いました」と思い入れを語った。

くまモンは「ここにいる誰よりもカッコいい」

今回の来日では「なるべく日本をあちこち見て歩きたい。数回日本に来る機会がありましたが、これまで時間がなかったので、今回は(現代アートで有名な瀬戸内海の)直島に行きたい」と計画を明かした。

また、「もし結婚前夜にフィアンセの顔がゴリラになってしまったら?」という質問に「逃げないと思います。彼と共に在ると思います」と答えたレアさんは、日本の“野獣”代表として登場した熊本県のPRキャラクター、くまモンとダンスを披露。「ここにいる誰よりもカッコいい」と喜んでいた。

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映画『美女と野獣』は11月1日公開。

(編集部)