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(台北 18日 中央社)台北市内の百貨店にあるオープンカフェで17日、サッカー日本代表のユニフォームを着た日本人の男が突然暴れ出し、通りかかった車を叩くなどしたほか、現場に駆けつけた警察官にも暴力を振るうトラブルがあった。警察はこの男を公務執行妨害、傷害、器物損壊の容疑で逮捕した。台湾の複数メディアが伝えている。

男は警察の調べに対し、日本で4件の前科があり、アフガニスタンで歌手をしていると自称。「東京特捜部」で勤務しており、今回の訪台は「台湾マフィアを打倒するため」とも供述している。男の持ち物から日本の障害者手帳が出てきたが、本人は偽造したものだと話している。

警察官に取り押さえられた後も「台湾焼きそばが食べたい」などと叫んでいたが、検査でアルコールは検出されなかった。派出所では、日本語と中国語を交えて台湾の警察やサッカー・ワールドカップでの日本の敗戦に対する不満をあらわにしたという。トラブルに至った経緯については現在調査中。

(編集:杉野浩司)