SIMフリー『iPhone 5s』をBIGLOBEの980円SIMで格安運用 利用開始までの手順まとめ
![SIMフリー『iPhone 5s』をBIGLOBEの980円SIMで格安運用 利用開始までの手順まとめ](https://image.news.livedoor.com/newsimage/e/2/e2ac2_242_ce59b919_9557aab7-m.jpg)
購入したSIMフリー『iPhone 5s』に使うSIMを検討した際、次の条件で選定してみました。
・nanoSIMを提供している
・通話は不要
・月額料金が安い
・通信速度は速ければなおよし
各社でSIMが販売されていますが、『iPhone 5s』で使うにはnanoSIMである必要があります。ラインアップの中にnanoSIMが用意されているかどうか確認しましょう。
BIGLOBEの『BIGLOBE LTE・3G エントリープラン』はnanoSIMがあり、月額料金は980円。通話はできず、データ通信のみですがドコモの下り最大14MbpsのFOMA回線が使えて、月に1GBの利用まで速度制限がかからないことから、こちらを使うことにしました。
格安SIMは各社から提供されていますが、通信速度が抑えられていたり、速度制限がかかる通信料の設定がまちまちなので、よく比較検討してみることをオススメします。
iPhoneとAndroidで、同じプランでも利用できるサービス内容が異なる場合もあるので注意しましょう。『BIGLOBE LTE・3G エントリープラン』はドコモのLTEサービス『Xi』対応のSIMですが、iPhone用のnanoSIMはFOMAのみの対応。LTE対応のnanoSIMは2014年2月に提供する予定だそうです。
『BIGLOBE LTE・3G エントリープラン』はウェブ上から申し込みができ、次の流れでSIMが届きます。
(1)ウェブ上で申し込む
(2)接続設定情報の書類が届く
(3)SIMが届く
サイトでは(1)から(3)まで2日〜1週間程度と案内されています。筆者の場合は(1)から(2)までの期間は2日でしたが、(2)から(3)までの間に8日かかりました。人気のためか、少しSIMの発送には時間がかかっているようです。
●本体にSIMを装着
やっとSIMフリー『iPhone 5s』とSIMがそろったので、『iPhone 5s』にSIMを装着してみることにします。
![専用ツール](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim2.jpg)
本体側面のスロットからSIMトレーを出して、そこにSIMを乗せて挿入するのですが、SIMトレーを開けるには『iPhone 5S』の箱の中に入っている専用ツールを使います。
![ツールを押し込む](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim3.jpg)
![ツールを押し込んでSIMトレーを出す](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim4.jpg)
SIMトレーの穴にツールの先端を押し込むとトレーが出てきます。
![パッケージから切り離す](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim5.jpg)
![SIMトレーにSIMを乗せる](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim6.jpg)
SIMをカード型のパッケージから取り外してトレーに乗せます。
![SIMトレーを挿入](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim7.jpg)
SIMを乗せたトレーをスロットに挿入したら準備完了。
●『iPhone 5s』をアクティベーション
![アクティベーション](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim8.jpg)
続いて、電源を入れて『iPhone 5s』をアクティベーションします。
![Wi-Fiの設定を忘れないように](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim9.jpg)
国や地域の選択、キーボードの設定に続いて、SIMを回線に接続する設定で必要になるので、忘れずにWi-Fiの接続設定をしておきましょう。
![アクティベーション完了](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim10.jpg)
位置情報サービス、Apple ID、『iCloud』、『Touch ID』、パスコード、『Siri』、診断の各項目を設定すればアクティベーション完了です。
●APNを設定
![ドコモのネットワーク](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim11.jpg)
SIMが正常に装着されていると、ドコモの回線に接続していると表示されます。さらにモバイルネットワークに接続するために、APNなどの設定が必要になるのですが、『BIGLOBE LTE・3G エントリープラン』ではAPN設定プロファイルをインストールすることでカンタンに設定が可能。
「BIGLOBE LTE・3G」(iPhone(モデルA1456、モデルA1453))接続の設定方法
http://support.biglobe.ne.jp/settei/setuzoku/lte/lte_iphonedcm.html
![サポートページ](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim12.jpg)
『Safari』を起動して上記のサポートページを開くと、APN設定プロファイルをダウンロードできます。このとき、『iPhone 5s』はWi-Fiに接続する必要があります。
![プロファイルをインストール](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim13.jpg)
ページ上のダウンロードリンクからAPN設定プロファイルをダウンロードすると、「プロファイル」の画面が表示されるので、「インストール」をタップ。インストールが完了すると、Wi-Fi接続を切ってもモバイルネットワークを利用できるようになります。
![速度調査の結果](http://getnews.jp/img/archives/2013/12/iphone_biglobesim14r.jpg)
FOMAの3G回線は下りで2〜4Mbpsの速度が出ていました。主にWi-Fiで運用し、外出先で使うなら快適に使える速度。月に1GBの通信までは制限なく使えるので、十分活躍しそうです。
SIMフリー『iPhone 5s』でMVNO事業者のSIMを利用する手順をご紹介しました。意外とカンタンですよね? APN設定プロファイルはMVNOの各事業者がウェブサイトから提供していることが多いので、BIGLOBE以外のSIMを使う場合も上記の手順を参考にしてみてください。