【エンタがビタミン♪】松本人志「ダウンタウンはお笑いで新大陸を発見した」。
![映画の世界では、「無人島くらいは発見できる」と例えた松本人志](https://image.news.livedoor.com/newsimage/9/a/9a1d9_196_7d368c21_cc55baa1-m.jpg)
松本人志が監督を務めた映画『R100』のPRを兼ねた“全国未体験ツアー”で、T・ジョイ博多を訪れた。10月13日の『ナイトシャッフル』(FBS福岡放送)では、その際にスタジオで行ったインタビューや、彼が映画館で観客からの質問に答えたティーチインの様子を放送した。
その中に「松本人志が日本のお笑いの質を上げたと確信しているのですが、どう思われますか?」という質問があった。松本はそれに対して「僕もダウンタウンはお笑いで新大陸を発見したくらいのことをやったと思う」と返しながら、「ドリフターズやひょうきん族が築いたお笑いの後で新しいことをやった」と説明している。
偉大な先輩が作ったお笑いの後で、彼が浜田雅功と共にダウンタウンとしてさらなる可能性を求めてきた実績は大きい。若手お笑い芸人には、ダウンタウンに影響を受けてその世界に入ったという者が多いのだ。
ただ、松本が伝えたかったのは、お笑い界でやったように「フィールドが広がればこっちも遊べるんだ」ということらしい。彼は映画監督として、映画の世界で「新大陸は無理でも、無人島くらいは発見できると思う」と新しい何かを求めていることを語った。
『ナイトシャッフル』のスタジオでインタビューを受けた松本は、『R100』について「“めちゃくちゃにしたいなー”という思いを込めた」と話している。主演の大森南朋には、主人公のサラリーマン・片山貴文について「男のズルさを出したい。こいつはズルい男なんや」と言い聞かせたという。彼は「家庭が大変な状況でも、男ってどこかで背徳なことを考えている」という男の性を片山貴文を通して描いたのだ。
また、「松本さんは守銭奴と言われますが…」との問いには、「正直、映画では興行的なことであまりお金は入ってこない」と明かしている。しかし彼は、収入よりも求めるものとして「みんなの心をどれだけ動かせるか、びっくりさせるか。核はそこにある」と語った。それが、映画監督・松本人志として目指すところのようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)