台湾初「痴漢列車」 企画者に罰金刑、痴漢は無罪

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(台北 14日 中央社)新北地方裁判所は11日、昨年2月に台湾鉄道の貸切車輌内で未成年との痴漢パーティーを開催した男に懲役6カ月または罰金18万台湾元(約60万円)の有罪判決を下した。合わせて起訴された共犯5人はいずれも無罪、また800元を払い痴漢役で参加した男18人はいずれも不起訴だった。検察は「判決文を精査し控訴を判断する」としている。

蔡育林被告は、日本のアダルトビデオにヒントを得て「痴漢列車パーティー」を企画、ネットで参加者を募り、痴漢役の男18人とOL役の女1人、コンドームやおしぼりを配布するアシスタントの女2人と見張り役の男3人が集まった。

裁判では、蔡被告がパーティー開催による利益を得ていたかが焦点となった。被告側は、痴漢役から徴収した費用は全て列車の貸切代や避妊具購入などに使ったと主張したが、会費の余剰が返却されず打ち上げの会食代などに回されていたことから、わいせつ仲介に当たると認められた。

一方で、貸切列車内での出来事であり公然わいせつには問えず、OL役の女が未成年だった点についても、本人が年齢を偽っており外見で見破るのは難しかったとしていずれも量刑には考慮されなかった。アシスタント2人と見張り3人は利益を得ていないと判断された。

(写真=証拠品として押収された「備品」の一部)

編集:高野華恵