ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、クラブの会長と異なり、「ソーシャル」ではない。冗談めかして、「私はツイッターを廃止したい」と述べている。だが、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長に同意しているのは、「私も強いナポリを望んでいる。若かろうが、年を取っていようが、さして重要ではない」ということだ。

だが今は、今こそが未来となる。まずはジェノア戦、そしてミラン戦だ。この2試合で、シーズンが決まるかもしれない。

「我々は自分たちのことを考えなければいけない。残り数試合で2位にいるんだ。チャンピオンズリーグに出場するのは重要なことであり、ミランも強く望んでいる目標だね。彼らはまるで2位になることが決まっているかのように言っているが、運命を握っているのは我々だよ。我々がこの2試合で勝ち点6を挙げれば、決定的なスパートとなるだろう。我々に追いつくのは、どのチームにとっても難しいことになるだろうからね。逆に我々がミスをしても、いずれにしても取り戻す時間はある」

だからこそ、彼はダヴィデ・バッラルディーニ監督の仕事をうかがうために、スパイを送ったのかもしれない。マッツァーリ監督はこの件について、「ほかのことについて話そう。その方がいい」と述べるにとどめ、次のように続けている。

「いろいろな理由から、ジェノア戦は厄介な一戦だ。ボローニャ戦がそうだったようにね。明日の試合で失敗することは絶対に許されない。だからこそ、我々は出場停止がリーチの選手についても計算はしないよ。全般的に我々のイエローカードは少ないんだ。調子が良ければ、我々は自分たちが試合をしようとするチームだからね。累積警告のことは考えたくないし、選手たちも考えてはいけない」

「ジェノアを驚かせよう。彼らは良いチームで、ミラン戦も負けたとはいえ、非常に良かった。前線には(マルコ・)ボッリエッロや(アンドレア・)ベルトラッチのようなクオリティーのある選手たちがいる。それに、ボローニャで我々からゴールを決めた(ダニエレ・)ポルタノーヴァもいるんだ。我々はセットプレーにも気をつけなければいけない。たくさんの罠があり、トリノでの試合やアタランタ戦のようなミスは、個人レベルでも繰り返してはいけないよ」

もちろん、マッツァーリ監督が期待するのは、FWエディンソン・カバーニだ。

「エディはこれまで、ここでやってきたほどゴールを量産していなかった。前線の中心に彼を置いたからというだけの問題ではない。チームのプレーにもよるんだ。それが彼の個人能力を発揮させ、そして彼はトッププレーヤーになっているんだよ」