歌や笑いで人々を楽しませ、その美貌で男たちをコーフンさせるタレントたち。ところが、その実態に接したスタッフにとっては一つも笑えないし、萎える一方だというのだ。

 3カ国語を話せる才媛であり、今や白戸家の一員としてすっかり有名になったハーフ美女のトリンドル玲奈(21)。やはり、美人は気位が高いようで‥‥。

「ロケ中に一般人のファンから握手を求められた時に、『握手なんてするわけないじゃん!』と毒を吐いたんです。アゼンとしましたよ。自分の評判を落とすのはかまわないけど、番組の評判まで落としかねませんからね。もう少し上手な断り方があるでしょう。そんな態度が知れ渡ったせいか、仕事が減っていると聞いています」(制作会社スタッフ)

 ものまねタレントの福田彩乃(24)にも、「勘違い」が散見されるという。バラエティ番組スタッフがバラす。

「食べ歩きロケの時、『日焼けするとドラマに響くから』と、進行を変更させたんです。待たされた他の芸人は何も言えないですけど、スタッフからは非難の声も出たほどです。そんなに必死に女優オーラを出す必要ってあるんですかね」

 東大卒の菊川怜(34)も、若い頃は「勘違い」甚だしかったという。

「グラビア撮影していたカメラマンのアングルが気に入らず、カメラを奪ってみずから撮影指導を始めた。当時は趣味でカメラに凝っていたとはいえ、やりすぎです」(雑誌編集者)

 その後、菊川は情報番組のキャスターとなったが、年齢を重ね、落ち着いたのかと思えば‥‥。

「番組関係者とゴルフに行けば、他の人が打つ時に携帯電話で話しだす。美術館の取材で、撮影前に現場を見学した時も、大きな声で話すんですよ。空気が読めないところは、相変わらずですね」(制作会社スタッフ)

 歌手の絢香(25)にもブーイングが。

「もともと私生活の話題はNGだった。アーティストだから、私生活をペラペラ話さないということは理解できるんですが、インタビューの取材現場に、なぜか旦那の水嶋ヒロ(28)がついてくる。結婚生活のことも聞きたくなるじゃないですか。それなのに、その手の質問には露骨に嫌な顔をするんです」(グラビア誌編集者)

 テレビでのイメージと実像が大きくかけ離れていた場合は、スタッフからの「嫌われ指数」も上昇する。

 安めぐみ(31)が、そのパターンである。PR会社スタッフが言う。

「小さなイベントだったのに登場してもらえて、さすが『癒やし系』だと思ったのは束の間でした。イベント後に、『お疲れさまでした〜』と挨拶しても、完全に無視。どうも仕切りが悪いと感じたようで、それならそうと言ってくれればいいのに‥‥。『癒やし系』というのは、受け手の思い込みだったんですよ」

 一方で、イメージを守るためにウソをつくのは禁じ手である。

 雑誌編集者が三船美佳(30)の行状を暴露する。

「『お気に入りスイーツ』を紹介する記事で、三船が常連の店で撮影とインタビューをしたのはいいけど、三船が帰ったあとに、店主が『あの人、1回しか来たことないんだけど‥‥』と言いだしたんです。他誌も同じ被害にあっているそうで、三船に食べ物を語らせてはいけないことが業界の常識になっています」

 美女たちに翻弄されるスタッフたちは、実に気の毒なのだ。