イタリア代表FWマリオ・バロテッリは30日、イタリア入りしてミランのメディカルチェックを受けた。ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は『Tg3』のインタビューで、バロテッリ獲得について次のように話している。

「選挙活動のための投資ではまったくない。クラブの技術面から望んだことだ。腐ったりんご? 彼はそうじゃないよ。私がバロテッリを獲得したのは、こう考えたからなんだ。彼は(EURO2012の)ドイツ戦で2ゴールを決め、ドイツ人を泣かせた。一方で、もう一人のマリオ、マリオ・モンティ(前首相)も2ゴールを決め、そしてイタリア人たちを泣かせた、とね」

一方、インテルのマッシモ・モラッティ会長は、元インテルのバロテッリがミランへ移籍することについて、このようにコメントしている。

「ミランのギャンブルだ。良い補強だね。我々にはできないし、また望みもしなかった補強だ。ウチにすでにいたからね。彼らにとってはビジネスとなり得るだろう。いや、つらさはないよ。たくさんの理由から、ベルルスコーニにとって有益なオペレーションだと思う。どうなるかを見てみよう」

インテルのメルカートについて、モラッティ会長は「(エセキエル・)スケロットと(ズドラフコ・)クズマノビッチ? 我々にはチームの要望がある。我々のメルカートがここで終わるかどうかは分からない」と話している。