マリオ・バロテッリが30日、ロンドンを後にしてミラノに到着した。お披露目は2月1日にサン・シーロで行われる。だが、すでに「バロテッリブーム」が爆発中だ。バロテッリとアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役がディナーをともにしたレストランの前では、サポーターたちが「飛び跳ねればバロテッリがゴールする」とチャントを叫んでいる。

ガッリアーニ代表取締役は『ミラン・チャンネル』で、「マリオを紹介する必要はないだろう。夢の実現だ。(シルヴィオ・)ベルルスコーニ会長やクラブが望んだことだよ。彼の加入で我々の戦力は大きく増す。マリオは長年我々のハートにいたんだ。ようやく実現できた」と語った。

一方、バロテッリは次のように述べている。

「ずっとミランでプレーしたかったけど、ほかのチームでプレーしていて、来ることができなかった。可能性があったときは、飛びついたよ。サポーターのチャント? 僕のことを好きになってくれればいいさ。そして僕がお返しできればいい。今シーズンはシティであまりうまくスタートできなかった。ここへはやり直すため、そしてうまくやるために来たんだ。交渉? 来ることはすでに分かっていたよ。重要な選択? そうだね。ミランを再び偉大なチームにするために役立つことを願っている」

バロテッリはベルルスコーニ会長と会うことはなかったが、同会長からの電話を受け、その言葉に笑みを浮かべていた。約3時間のメディカルチェックを受け、その後はお決まりの「ジャンニーノ」でガッリアーニ代表取締役とディナーをともにしている。

レストランの前ではサポーターがさまざまな呼びかけをし、中には「クソったれのユニフォームをお前は地面に投げ捨てた。今のお前はミランの選手だ。夢がかなったぜ。オレたちにとって、お前は最高のゴールを決めてきた選手だ。バロテッリと一緒に勝とうぜ!」というものもあった。