イギリス『サン』によると、マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリが27日、自宅でイングランドに別れを告げるさよならパーティーを開いたという。ごくわずかの親友たちだけが呼ばれたそうだ。『サン』は、ミランがレアル・マドリーMFカカーを獲得できれば、MFケヴィン=プリンス・ボアテングがマンCへ移籍するかもしれないとも報じている。

イギリスのメディアによれば、マンチェスターでそのポテンシャルのすべてを発揮できず、ロベルト・マンチーニ監督とも何度も衝突しているバロテッリのミラン移籍は、もはや確実だという。移籍金も2000万ユーロ(約24億4000万円)の6年分割払いで決まっているそうだ。

さらに、主なイギリスのブックメーカーもバロテッリのミラン移籍を確信している。取引を停止するか、最低限のオッズへと引き下げているのだ。『Agipronews』が報じている。取引を続けている数少ないブックマーカーの一つである『BetVictor』は、週末まで1.57だったオッズを1.08まで下げた。27日のバルセロナ対オサスナ戦でのオッズと同じだ。バルサは5−1で大勝している。

マンCのアシスタントコーチであるデイビッド・プラット氏は、バロテッリについて「まだメルカートは3日あるが、今のところは彼について何も知らない。我々としては、マリオはシティの選手であり、彼に関する交渉について私は知らないよ」と話している。

実際、マンチーニ監督は次節QPR戦に向けてバロテッリを招集している。イングランドでまだ役に立つことを本人に分からせるためなのか、あるいはマンC首脳陣がアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役にもう少し手をかけることを求めているのか。

確実なのは、マンCのオーナーが要求額を引き下げた模様ということだ。彼らが求めているのは、もう2500万ユーロ(約30億5000万円)ではなく、2300万ユーロ(約28億円)なのである。だが、ガッリアーニ代表取締役は2000万ユーロという当初の立場を変えていない。