ミランの医療スタッフを批判する代表チームの医師「パトに対する治療を間違えていた」

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 ミランで度重なる負傷に悩まされていたブラジル代表FWアレシャンドレ・パトについて、ブラジル代表のチームドクターであるジョゼ・ルイス・ルンコ医師はクラブがパトのけがを長引かせる原因となっていたと主張している。『ESPN』が報じている。
 今月、故郷ブラジルのコリンチャンスへの移籍が決定したパトだが、ミランでの過去2シーズンの出場機会はたったの15試合となっていた。ルンコ医師はミランの同選手に対する不適切な扱いが原因で、本来与えられるべきだったはずの多くの出場機会が奪われてしまったと感じているようだ。

「私の意見を言えば、パトをピッチに戻すのが早過ぎたと思うね。それか、彼の筋肉に対する治療をミランが間違えていたということだ」

「私はパトの他にも、彼のようなケースの患者を治療してきた。正しいやり方で、医療スタッフと協力して治していくことが大事なんだ。重いけがを抱えている選手がそんなにたくさんいるわけじゃない」

 今回のパトの1件だけでなく、過去には元ブラジル代表FWのロナウドや、現在レアル・マドリードのブラジル代表FWカカなどもミランのメディカルスタッフに対し不満があったことを明かしている。

[写真]=ムツ カワモリ