韓国国家ブランド委員会とサムスン経済研究所は10日、2012年度の国家ブランド指数(SERI−PCNB NBDO)の調査結果を発表し、対象国50カ国のうち韓国の国家ブランドが前年度より2段階アップした13位になったことを明らかにした。世界的に大ヒットした楽曲「江南スタイル」の影響が大きいとみられている。複数の韓国メディアが報じた。

 調査は、26カ国のオピニオンリーダー1万3500人を対象に、12年10月20日から11月19日にかけ実施した。

 ブランドイメージも、前年度の調査より2段階上昇した17位となった。韓国のブランドイメージは過去2年間停滞していたが、上昇傾向をみせた。

 米国は国家ブランドが4年連続で1位に輝いたほか、ブランドイメージでも1位となり、ブランド力の高さを誇った。国家ブランドの2位はドイツ、3位はフランス、4位は英国、5位は日本。ブランドイメージの2位はドイツ、3位は英国、4位は日本、5位はスイスの順となった。

 日本のブランドイメージは、前年度の1位から大きく後退した。

 韓国のブランド上昇は、韓国人歌手PSY(サイ)が歌う楽曲「江南スタイル」の世界的ヒットや、ロンドン五輪での総合5位獲得、3大格付け会社(ムーディーズ、フィッチ、スタンダード&プアーズ)による韓国の格付け引き上げ、キム・ギドク監督の『ピエタ』がベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したことなどが影響したとみられている。(編集担当:新川悠)