ローマは22日のセリエA第18節でミランにホームで4−2と勝利した。見事な白星に、ズデネク・ゼーマン監督ももちろん満足している。だが、例のごとくの冷静さで、自身の考えも示した。

「パフォーマンスには満足している。前半は見事だった。後半はコントロールしようとしたが、それができなかったね。私のベストゲーム? 君たちも意見をまとめなよ。フィオレンティーナ戦がそれだと言っていたじゃないか。前半の45分間はハイプレスをして、うまくカウンターができた。後半はあまりに押しつぶされ、相手の攻撃を受けたね」

「(ダニエレ・)デ・ロッシは前半に見事な試合をした。彼も後半は調子を落としたね。(ミラレム・)ピアニッチは彼の仕事をした。技術的にすごくうまい選手だ。(アレッサンドロ・)フロレンツィを外したこと? (マイケル・)ブラッドリーとデ・ロッシはより相手の攻撃を壊す選手たちだ。私はミランにロングボールを使わせたかった。そうすれば、DFたちにとってより簡単になる」

「(ジャンパオロ・)パッツィーニのPKの場面では、オフサイドがあった。北(イタリア)の風がまだ吹いているかって? イエスだ。カルチョは常にミラノとトリノで戦ってきた。それは見てのとおりだ。リーグや連盟でも彼らはより声を出せる。ときに不当なゴールを見るね。普通のことだ。敬意を勝ち取るには、もっと勝たなければいけない。そうすれば、我々はもっとアドバンテージを手にするだろう。残念ながら、まだすべての試合に勝てていない。だが、審判団はもっと注意が必要だ」

ドッピエッタを記録して見事な主役となったMFエリック・ラメラは、次のように話している。

「今季ここまではうまくいっている。チームメートたちの功績だよ。彼らがアタッカーにゴールを決めさせてくれるんだ。ゼーマン監督はその点で多くをもたらした。でも、勝利が必要だったんだ。デ・ロッシ? とてもうまくやったね。僕らには彼が必要だった。今日の彼はデ・ロッシが何者かを見せたね。目標? ゴールを決め、良いプレーをして、チャンピオンズリーグ出場権を得ることだけさ。20ゴール? そうなることを願おう。サポーターも満足してくれるはずだ」

ベストプレーヤーの一人だったのが、ゼーマン・ローマにもはや完璧に溶け込んだピアニッチだ。

「今日の僕らはミランを上回った。これは大きな意味があるよ。重要な試合で、良いチームを相手に勝利したんだ。インテルを除き、今節勝ったチームを相手に答えを見せたね。僕らは良いプレーをした。ピッチのあらゆるゾーンで相手を上回り、ポジティブに続けている。唯一ダメだったのが、前節キエーヴォ戦だ」

「今夜の試合にはとても満足している。シーズンはとても長いんだ。僕らのスタートはちょっと悪かったけど、今は良いサッカーをしている。今は家族たちと休んで、すぐにリスタートしよう。いつものように、激しい仕事をしてね。デ・ロッシ? 彼はカンピオーネだ。今日は素晴らしい試合をしたね」