インテルのキャプテン、MFハビエル・サネッティが12日、第7回ファケッティ賞を受賞した。同賞は2006年、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が発案したものだ。サネッティはジュリオ・ゴンサレス、ユネス・マフムード・ハレフ、パオロ・マルディーニ、チェーザレ・プランデッリ、ジャンフランコ・ゾラ、ミシェル・プラティニに続く受賞となった。

サネッティは感極まった様子で、「キャリアで最も重要な賞の一つだ。ジャチントの名前がついた賞であり、これでいただく小切手はアルゼンチンの子供たちの元に行くわけだからね」とコメント。次のようにも話している。

「イタリアで僕は素晴らしい冒険をしてきた。自分はイタリア人だと感じているし、イタリアという国に感謝しなければいけない。僕は少なくとも2014年まで続けるし、インテルのことを考えている。ブラジル・ワールドカップで代表になれるかは分からない。将来的にインテルで幹部に? 今は選手だと感じている。今年がラストイヤーだと言ったことはない。今年はインテルとの契約が最終年ということだ。どうなるかは見てみよう。今はプレーすることを考えている」

受賞理由となったのは、サネッティが対戦相手にも敬意を払うリーダーであること、プライベートでも自らの基金で弱者を支えていることだ。授賞式にはジャンフェリーチェ・ファケッティ、ベディ・モラッティ、フランコ・カラーロ、クラウディオ・ロティートのほか、ルイジート・スアレスやロベルト・ボニンセーニャといった元インテルのカンピオーネたちも出席している。

イタリアオリンピック委員会のジャンニ・ペトルッチ委員長も、「サネッティは変わらぬ身体的フレッシュさを保ちつつ、スポーツに対する姿勢も維持しながら、勝ったときも負けたときもどうあるべきかを示している」と称えた。

同じミラノを拠点とするライバルのミランからも、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役から「18年間のダービーにおいて、サネッティのことを悪く言うミランの選手は一人もいなかった」と賛辞が送られた。