09年の流行語トップ10にも入った「草食男子」は進化を遂げ、本年度はまさに「僧職男子」大モテイヤーとなった。

「誠実そう」「癒される」「礼儀正しい」などの理由でアラサー女子から火がついたこのブームだが、最近では学生や社会人に広がりを見せ、色々な悩みの答えを僧に求めるようになっているという。
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東大出身の現役僧侶で著書「もう、怒らない」などで知られる小池龍之介の「iede cafe」をはじめ、お寺とカフェが融合した「寺カフェ」は全国各地で見られるようになった。

実際訪れたブロガーは、
・なんだか和む。お寺って緑も多くてホッとするよね
・近所の農家で採れた野菜も売ってて、即買いしちゃった
・ご住職がシェフの寺カフェランチ♪こだわり食材が美味でしたよ
・「良縁カフェ」とネーミングされてたので、出会いを期待♡
などのコメントをUP。癒しだけでなくコミュニティ空間としての魅力が人気の秘密のよう。

さらに深くお坊さんととコミュニケーションを取りたい人は、「坊主バー」へ。
・カウンターに袈裟をつけたお坊さんがいるだけで、新鮮な気分だね
・飲みながらお坊さんと恋愛相談。帰るときは、心が軽くなってたよ〜
・説法も読経も素晴らしかったけど、他の客のマナーがサイアクだった
・「極楽浄土」というカクテルがあって即オーダー。なかなかのお味♪
今までは葬式や法事でしか会うことのなかったお坊さんがぐっと身近になり、親近感が高まってきた様子が伺える。

お坊さんの方でも「お釈迦様はもともと一対一で話をされていた。こんな時代だからこそ、我々にできることがあるのでは。」と意識改革しているという。

その他にもイケメン僧職男子の写真集「美坊主図鑑」の大ヒットや、ブッダサウンドとよばれるお経テクノ人気など、留まる所を知らない僧侶の大活躍ぶりに、
・不況に強い僧職に目をつけるとは、女はさすがだね〜
・写真集なんて俗っぽい!けしからん!
・何でも話を聴いいてくれるから良いって…。誰でもできない?
などの苦言を寄せるブロガーもちらほら見られたが、若い女性だけでなくビジネスマンや学生からも、
・信じられるものがない時代にお坊さんの知識は貴重。教えを請いたいね
・就職や人間関係で悩んだって「諸行無常」と唱えれば腹をくくれました
・社会では「心を整える」ことが大切。平静心を保つために時々お寺へ通ってますよ
と、僧侶、ひいては仏教への関心を表す書き込みが増えているのも事実。

先の見えにくい時代だからこそ、何かによりどころを求めるのが人というもの。手軽にお寺を体験してみたい人のためには、ネット寺院や座禅のフリーアプリもある。
心やすらぎ、頼れる存在としてにわかに注目を集めたお坊さんの、これからの活躍も期待したい。

(小玉葉子/effect)



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