日本に滞在中のフランス人女性のブログ「Oh!」では、日本で筆者が見たり食べたりした変わった食べ物を紹介している。(イメージ画像:Photo by Thinkstock/Getty Images.)※画像の無断ダウンロードと転用を禁じます。

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 日本に滞在中のフランス人女性のブログ「Oh!」では、日本で筆者が見たり食べたりした変わった食べ物を紹介している。

 まず紹介しているのが、納豆だ。匂いが少し強めで、発酵して粘り気があるものだが、さまざまな所で朝食として出されると説明。実際に食べる勇気が出るまで何度も挑戦して、食べられなかったことがあるが、食べてみると意外とおいしいとつづっている。同じ発酵食品として、フランスの青かびチーズを比較し、このチーズはいまだに好きではないが、納豆はおいしいと述べている。

 次に、ホルモン焼を挙げている。牛や豚の小腸や大腸と聞き、違和感があった筆者だが、日本人の友人と一緒に行った居酒屋で食べる機会があり、こちらも実際に食べてみるとおいしかったと記している。

 ほかに、フランス人があまり食べない部位を使用している食べ物を変わっていると考えている。魚の精巣である白子は、精巣と考えるとどうしても口にできないようだ。また、日本ではあちこちでプラセンタ入りと記した飲料を見かけ、胎盤であるプラセンタの成分により肌がきれいになるなどの効果があるといわれているが、まだ口にする機会がないと語る。

 意外なところでは、いちごをはさんだサンドイッチも挙がっている。食パンに生クリームらしいものと、いちごがはさまれたもので、コンビニでよく見かけると説明している。サンドイッチというと、フランスでは食事と考えられるため、生クリームといちごがはさまれている斬新さに驚いたようだ。

 最後に筆者は、日本のさまざまな変わった食品を紹介したが、これは日本の食習慣、それにまつわる考え方などが示されている、立派な文化だと考えを述べている。フランスにも、エスカルゴやかえるの足など、外国人から見ると変わったものを食べているが、これもフランスの食文化であり、国や地域ごとに、その地の食文化が反映されている食べ物は、どこにでもあるとつづっている。

 日本という異文化の中で、フランスとは異なる食文化が反映された食べ物に、筆者が高い関心を示している様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)(イメージ画像:Photo by Thinkstock/Getty Images.)