3日、埼玉スタジアムでは、サッカーW杯アジア最終予選が行われ、日本代表が本田圭佑、前田遼一、岡崎慎司のゴールでオマーン代表に3-0で快勝した。

同日深夜、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、サッカー解説者のセルジオ越後氏、松木安太郎氏、名波浩氏が、日本−オマーン戦を振り返り、3項目で試合評を述べている。“100点満点での採点”“評価ポイント”“Man of the Match”をフリップに書き出した3解説者。その評価&コメントは下記の内容となった。

■名波氏
採点:90点
評価:攻守の連動
Man of the Match:本田
「今日のゲームは、日本代表強いなっていう印象を強く受けたので。素直な点数ですね。(攻撃は)非常に連動性と流動性がありましたよね。守備に関して、特に両ボランチとセンターバック、この4枚がスライドも早くて、スライドしたカバーのあと、前にアタックできる。前にチャレンジできるので、カバーリングの人間も判断しやすかった。ボールを取りにいく取りどころも徐々に確定しだして、選手の中で合致したんじゃないか。(本田は)先制点をきっちり仕留めてくれた。非常に簡単そうにやったボレーですけど、実は難しい。得点後のパフォーマンスも含めてリラックスした90分だったなと感じましたね」

■松木氏
採点:70点
評価:2点目の時間
Man of the Match:岡崎
「今日の相手、点差を考えると、70点満点の70点かなと。2点目の時間帯。今後厳しいゲームになってきますと、1点目とか2点目の追加点が時間帯によっては流れがガラっと変わってしまう可能性がある。もっと早めに。この相手であれば、早めに2点目が欲しかった。(Man of the Matchは)前線からのディフェンスだとか、色んな選手たちにいい影響を与える岡崎選手のプレーぶりがチームを引っ張った。攻守に渡って彼の献身的な動きという部分では、今後、本田選手や他の選手の名前が出てくるけど、岡崎選手にあげたい」

■セルジオ氏
採点:50点
評価:勝ち点3
Man of the Match:本田
「辛口という看板ですけど、50点というのは、日本がダメじゃなくて、あまりにもオマーンが弱かったと僕は思います。ここに、あれくらい弱い相手、シュート0の相手に高得点をあげるというのは、これからの予選のためにもよくない。前半1点獲ってから、かなりペースダウンした。もっと点獲れた。本田が常にスポットライト浴びれば、中継の時のインタビューもよく答えてくれるし、これは大事じゃないかな。やっぱり意識が高い。点獲りたいといいながら点を獲るんだから、今の日本代表としてすごく大事じゃないかな」

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