「韓国の女性アイドルのインスタントラーメンの食べ方が、ヤバい!」と、日本のインターネット界で話題になっている件について、台湾メディアが敏感にキャッチし騒ぎのてん末を紹介。台湾の人々には、日本人の指摘が今いちピンと来ていないようだ。

 台湾のテレビ局・TVBSは「今日本は、K−POPユニット“T−ARA(ティアラ)”のジヨン出演の、辛ラーメンのCMで話題沸騰! 鍋で辛ラーメンを作ったジヨンは、器に入れずに鍋のふたを使って食べている。そのシーンを見た日本人が、食べ方について“野蛮な食べ方だ”、“理解できない”、“汚い”といった声を上げて批判。不衛生でマナーが悪い、というのが多くの日本人の意見で、ネット上ではいつの間にか日韓の大論争が始まっていた」と伝えた。

 続けて在韓華僑の芸能人・緑茶のコメントということで、「韓国人は麺を煮て食べることを好みます。日本人は容器にお湯を注いで食べるけれど、韓国ではその食べ方はあまり見られない。鍋のふたに麺を載せて食べるとおいしいし、エコ活動にもなるでしょう。器に入れるとすぐに冷めるし、ふたを使うのがベスト! 韓国人はインスタントラーメンを作る鍋にも哲学を持っていて、ふたの形を見て経済的で熱が伝わりやすい鍋を選びます。韓国の家庭には必ず麺を煮るための鍋があります」と、日本人への反論意見を紹介した。

 「台湾では、学生や軍人が鉄製のコップでインスタントラーメンを作ることも珍しくない。誰もが好きなインスタントラーメン。食べ方や器の使い方で討論するよりも、文化の違いとしてお互いを受け入れればいいのではないか?」とTVBSは投げかけており、台湾の人々はどうして日本人が“ふたを使った食べ方”を強く批判するのか理解できない様子。このCMをきっかけに始まった、日韓の食べ方バトルはまだ続いているのだろうか!?(編集担当:饒波貴子・黄珮君)