iPhoneユーザーは他より「収益性が高い」:Sprint社

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米Sprint Nextel社のダン・ヘッセ最高経営責任者(CEO)は、3月21日に行われた『Mobile World Live』のインタヴューで、『iPhone』のユーザーは「平均的なスマートフォン・ユーザーよりも収益性が高い」と述べた。

Sprint社は2011年、iPhoneを提供するために155億ドルの投資を行っている。『BGR』の記事によると、ヘッセCEOはこのインタヴューで同社の決定の正しさを主張した。

「われわれが販売したiPhoneのうち10台に4台が新規契約者だ。この率は競合する2社[米AT&T社と米Verizon Wireless社]のおよそ2倍。つまりわれわれは競合社からたくさんの顧客を引き抜いている」とヘッセCEOは述べる。「iPhoneは[Apple社に支払う]端末補助金が大きい。[だから新規契約者の数が重要になる]」

iPhoneの顧客はチャーン[短期間に次々と同種のサービスを乗り換える顧客]の割合が低い。平均的なデータ使用量も、4Gでハイエンドの『Android』デバイスと比べると少ない。このため、コストと顧客生涯価値の観点から、平均的なスマートフォン・ユーザーよりも収益性が高いのだ」とヘッセCEOは説明した。

iPhoneユーザーが他のスマートフォン・ユーザーと比べてデータ使用量が少ないという発言には驚くかもしれないが、こうした報道は今回が初めてというわけではない。2010年には、『BlackBerry』を除いたVerizon社のスマートフォン利用者は、AT&T社のiPhoneユーザーよりも毎月のデータ利用が多かったと報道されている(Verizon社がiPhoneの取り扱いを開始した2011年初めより前の話だ)。

TEXT BY Jacqui Cheng
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮/合原弘子



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