ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンは、12日のローマ戦でFWフランチェスコ・トッティのPKをセーブし、貴重な勝ち点1をもたらしている。同点弾を決めたDFジョルジョ・キエッリーニとともに、この日の主役となったのがブッフォンだった。MFクラウディオ・マルキージオは13日、自らの本の出版会で、チームの守護神を称えている。

「ブッフォンのような選手がいるのは、チームにとって非常に大きいんだ。素晴らしいカンピオーネであり、今の彼はそれを示している。今に始まったことじゃない。今は絶好調で、彼のような選手がゴールマウスにいることは、チームに大きな勝ち点をもたらしてくれる。ローマではトッティのPKをセーブしてそれをやってくれた。あそこで失点していたら、僕らは気を落としていたかもしれない。同点に追いついたばかりだったからね。彼は素晴らしいセーブをしてくれたよ」

「トッティがチップキックをしていたら? それはフランチェスコに聞かないとね。シュートは強いもので、ジジは見事に弾いた。正しい方向を選んで素晴らしいセーブをしてくれたんだ。それから、DFたちもこぼれ球への準備をしていた。ブッフォンの功績だけど、すべての選手が今はよくやっているんだ」

「勝ちたかったし、追ってくるチームとの差を広げたかったから、悔しさは残るけどね。でも、ローマで勝ち点1というのは、いつだって良い結果だ。首位でクリスマスを過ごせるように、次の2試合でさらに勝ち点を積み重ねなければいけない」

一方、ブッフォン本人は試合後に次のように話している。

「ビッグセーブだった。とてもデリケートな場面だったね。PKをセーブするときには、ちょっと運もあるものだけど、コーチとしっかりトレーニングしているということも言っておかなければいけない。前半にビハインドを背負ったのは、ちょっと不当でもあった。僕らはローマ以上にやっていたからね。後半は両チームがオープンに戦った。ドローは妥当な結果だと思う。ローマは気迫という点でも全力を尽くしてきたね。オリンピコでは常にバトルなのさ」