主題歌を担当するMr.Children、吉高由里子演じる七美。 『僕等がいた』 (C)2012「僕等がいた」製作委員会 (C)2002小畑友紀/小学館

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 2012年3月17日より公開される映画『僕等がいた』の主題歌をMr.Childrenが書き下ろすことが決定した。若手俳優として注目の生田斗真と吉高由里子がW主演を務める。

 本作は、2002年の連載開始以来10年に渡り、1巻から15巻で累計発行部数1000万部を記録した小畑友紀による人気コミックを映画化したもの。高校2年生の新学期、七美は、クラスの人気者矢野元晴に惹かれていた。矢野への想いが抑えきれなくなった七美は、生まれて初めての告白をする。一途な七美に少しずつ心を開いていく矢野。だが、死別した恋人・奈々の幻影と、矢野に想いを寄せる奈々の妹・有里の存在が二人の間に立ちふさがる。互いに想いをぶつけ合い傷つきながらも、ついに未来を誓いあった二人だったが、矢野は東京へ転校することになる。6年後、東京の出版社に勤め、忙しい日々を送る七美。彼女のそばには、矢野の親友・竹内の姿があった。ある日、同僚で矢野の転校先の同級生・千見寺から、矢野を目撃したと告げられる。6年の間に、矢野に何が起こったのか。なぜ、七美の前から姿を消したのか。矢野と竹内への想いに迷いながらも、七美はある決心をする。

 恋愛映画としては異例の前後篇で製作され、邦画初となる二部作連続で公開される本作。前後篇一気通貫のイメージでありながらも、それぞれの特徴を表現できるアーティストとして、Mr.Childrenが主題歌を担当する。どちらも、本作のために書き下ろし、前篇の主題歌は、「祈り 〜涙の軌道」に決定している。後篇は、“誓った未来を貫く運命”という世界観にあった楽曲に仕上げる予定だ。

 主題歌が決定したことに対し、生田と吉高、本作のプロデューサーである春名氏からコメントが届いた。

■矢野元晴役・生田斗真
 今回、僕らの映画の主題歌を書き下ろしてくださると聞き、とてもワクワクしています。桜井さんが描く詩や曲の世界観にいつも驚かされています。日本を代表するビッグアーティスト、Mr.Childrenの楽曲と共に、本作の世界を楽しみにしていてください。学生時代、カラオケでミスチルを歌う男子はモテモテでした。主演映画の主題歌を書き下ろして頂ける僕は、この先どんなモテモテ人生が待っているのでしょうか。怖いです。楽しみです。

■七美役・吉高由里子
 Mr.Childrenさんが主題歌と伺った時はすごく嬉しかったです。あの映画にMr.Childrenさんの曲が重なったらと、想像すると今から胸が高鳴ります。映画の完成がより楽しみになりました。

■春名プロデューサー
 前後篇の壮大な“青春大河”ラブストーリーにふさわしいスケール感のある主題歌をと考え、Mr.Childrenにオファーしました。Mr.Childrenの作品はどの曲も“青春の光と翳”が内包されています。だから若者だけではなく、聴く者の誰しもが“あの頃の僕等”に想いを馳せ、共感を覚えるのだと思います。しかも本作では、主人公たちの辿った時間と成長の軌跡を体現してもらうべく、前篇のエンディングと後篇のエンディングそれぞれの情感に寄り添う曲を提供してもらいたくて、2曲という贅沢なお願いをし、快諾頂きました。

 人気コミックの映画化には賛否両論ある中で、原作ファンを納得させる仕上がりとなるのだろうか。

 2012年2月に完結を迎える予定だという原作漫画は、月刊ベツコミにて連載している。まだ、原作を読んだことのない人はチェックしておこう。
 
 12月7日(水)17:00より配信される本作の予告編は、公式サイトでのみ観ることができる。まだ主題歌が完成していないため、挿入されていないのが残念だが、どのような仕上がりになるのか楽しみた。

 『僕等がいた』前篇は、2012年3月17日(土)、後篇は、4月21日(土)より 全国東宝系にて2部作連続ロードショー。

『僕等がいた』公式サイト
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