米国のブログ「study-tokyo-as．ciee」では、米国人女性が広島県の宮島を訪れた様子をつづっている。

　筆者は、広島からボートで宮島へ渡った。宮島は厳島（いつくしま）神社のある島として有名で、ボートで行くと海の中に立っている大きな赤い鳥居が訪問客を迎えてくれると紹介。厳島神社の鳥居は象徴的で、神聖な神社の入り口にふさわしい姿で印象深かったという。

　筆者が厳島神社を訪ねて驚いたのは、神社自体ほとんどが海にせり出す形で建てられており、どのように鳥居を海の中に建てることができたのかとても不思議に思ったようだ。

　宮島には早朝に着き、旅行案内の見どころを見て、散策したい気持ちでいっぱいだったという筆者。存在感のある神社の背景には、美しい紅葉が広がっていたと感動した様子をつづっている。また、島にたくさんいる野生のシカに驚いたようで、「ほとんどの鹿は観光客に慣れ親しんでいて、かなり至近距離まで近寄ってくる。地図を見ていたら、シカがその紙を食べていたのにびっくりした」と感想をつづっている。

　筆者が宮島観光で最も興味深かったのは、ご当地グルメだったようだ。宮島といえば「もみじ饅頭」が有名で、もみじの形をした生地に餡（あん）を包んだもの。中身は餡のほかに、チーズやクリームなどバラエティに富んでいると紹介している。もみじ饅頭は宮島の名物なので、家族や職場に旅行の土産物として持ち帰られることが多いようだと伝えている。

　筆者はもみじ饅頭のほかにもたくさんの「よだれが出るような」ご当地グルメを味わったという。「あつあつで食べたカキフライや、割り箸に巻き付いたお好み焼きは、歩きながら食べるのに最適だった。なかでももみじ饅頭を油で揚げた食べ物は、オリジナルよりかなりおいしかった」と堪能した様子。

　最後に宮島での思い出は、厳島神社のすばらしさはもちろんのことだが、ご当地グルメがあまりにもおいしく、心身ともに満足したと締めくくっている。（編集担当：田島波留・山口幸治）