筋肉のケガで9月21日から戦列を離れているミランFWアレシャンドレ・パトが、心臓疾患による虚血性脳卒中で倒れたFWアントニオ・カッサーノについて言及した。カッサーノ入院の知らせを聞いたとき、同選手はかなり動揺したようだ。

「新聞を読んで、怖かったよ。でも、彼に会いに行ったら、いつもみたいに冗談を言っていたんだ。それで安心したよ。アントニオは兄貴みたいなものだ。すべてがうまくいき、できるだけ早く戻って来られることを願っている」

「ミランは彼を必要としているし、両手を広げて待っている。彼はとても強いキャラクターの持ち主だし、だからこそ明日の手術もうまくいくと願っている。これが人生なんだ。お母さんや奥さんと一緒に、アントニオが最善の形でこの状況と向き合うはずだと確信しているよ。まだまだ一緒にプレーできると確信している」

復帰が近づいているパトは、当初の予想よりも復帰が長引いたわけではないと話した。

「ケガをしたとき、ブラジル代表のドクターとも話したけど、この損傷は4〜6週間かかるだろうと言われた。今は6週間が過ぎたところで、準備はできている。でも、(次節)カターニア戦に出るのは不可能だ。まだチーム練習に参加していないからね。代表ウィークが終わったら戻るだろう」

「ジムや砂場でのトレーニングで、もっと太ももの裏側の筋肉を強化しなければいけない。またケガがあるかどうかは分からないけど、できるだけ多くの試合に出たいと思っているよ。ケガをするたびに、僕は強くなって戻っている。スタジアムに行って、スタンドでチームを見ているだけなのは辛いからね」

パトは19日のフィオレンティーナ戦で復帰する予定だ。その4日後には、サン・シーロでバルセロナとのチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節がある。前回のカンプ・ノウでの対戦で、パトはバルセロナを相手に1ゴールを挙げている。