11日のセリエA第2節で、パレルモと敵地で対戦するインテル。以前から話題となっているのが、パレルモ戦でベンチスタートになると見られているMFヴェスレイ・スナイデルだ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、前日会見で同選手について、トリデンテ(3トップ)の一角だと説明している。

「彼は世界レベルで最も重要な選手の一人だ。私にとって、彼はFWだよ。必要があれば、どこででもプレーできるけどね。私にとってスナイデルは問題ではない。このレベルの選手が常に3人いることを願うくらいだ」

「私は一つ賭けをしたんだ。去年の彼はリーグ戦で25試合に出場し、4ゴールを決めている。私は、今年の彼がもっと数字を伸ばすと確信しているのさ。役割は問題じゃない。我々にはいろいろな形で彼を起用する可能性があるだろう。ベースとなる布陣はあるが、バリエーションもあるんだよ。それが、このチームの強さだと思う」

「我々は、彼を前線で起用したいと思っている。その方がより影響力があるからね。だが、繰り返しておく。スナイデルの問題と言っているのは、むしろ君たち(メディア)の方だ。それに、彼がプレーしなかったら、チームが止まってしまうというわけじゃない」

チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグで起用できないだけに、FWディエゴ・フォルランがリーグ戦でコンスタントに起用されるのは当然だろう。ガスペリーニ監督は同選手について、このように語った。

「あらゆる予想を上回っていて、驚かされているよ。本当に強い選手だからだ。リーグ戦で最大限起用するのは当然だよ。パレルモ戦のメンバーは頭にある。(アンドレア・)ラノッキア? 代表で2試合に出場したこと、水曜にCLがあることを考える必要があるね」

最後に、ガスペリーニ監督は負傷者について、次のように話している。

「マイコンは大きく回復しており、2試合後に戻ってくることができるかもしれない。本当に長期離脱となるケガ人はいないよ。(チアゴ・)モッタのような選手がこの時期にケガをすれば、7試合に欠場するのは確かだ。だが、我々にはそれを埋められるだけの適切なチームがある」