23日(土)の楽天−日本ハム戦では、同点で迎えた8回に山崎武司が左中間に大きな当たりを放つも、三塁打を目指して疾走してアウトになる場面があった。このプレーに苦言を述べたのが、元楽天監督の野村克也氏だ。

同日深夜放送されたTBS「S1」番組内「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーにおいて、「あれは、凡プレー。許せないプレー。8回同点、先頭バッター、二塁打でお釣りがくるくらい。まして自分の足、センター守っている糸井の肩、アウトカウント、全て考えて完璧な暴走です。あれは、自分で走ってる時に判断する打球なんですよ。サードコーチャーは、ランナー二塁でヒット打って、ホームへ帰るか帰らないか。それしかないんですよ、仕事は。気持ちは分かるけど、武司には申し訳ないけど、あれは凡プレー。暴走です。星野監督も言ってるから、そうだと思います」とキッパリ言い放った野村氏。

それでも、「まあ、今年はなんか俺がやってた時とは違うみたい。緊張ムードがあるよね。監督さんが怖いから。怖い人がデーンとベンチに座ってるから、選手はピリピリするでしょ。いつボカーンと鉄拳が飛んでくるか分からないしね。そういう雰囲気の監督さんだから」と、相変わらずの野村節ながらも、楽天の健闘は評価している様子だった。