ポップコーンと言えば音が出にくい映画のお供の定番スナックですが、それを周りの観客をいらつかせる程の大音量で食べていた男性が劇場内で撃たれ、そのまま亡くなりました。

事件現場で上映されていたのは、日本では2011年5月13日(金)から上映される予定となっている、ナタリー・ポートマン主演の「ブラック・スワン」。映画の上映中にやまない雑音が聞こえてきたとしたら確かにイライラしそうですが、なぜ発砲事件にまで発展してしまったのでしょうか。

事件の詳細は以下から。Man shot dead for eating popcorn too loudly during Black Swan - Telegraph

ラトビアの首都・リガにあるシネマコンプレックスで、「ブラック・スワン」の上映中にポップコーンを大きな音を立てて食べ続けていた男性が、劇場内で射殺されました。「ブラック・スワン」はポートマン演じるバレリーナに試練が降りかかり、追い詰められていく過程を克明に描いた心理劇で、アカデミー賞5部門にノミネートされるなど評判の高い作品です。


警察は同じスクリーンで映画を見ていた27歳の男が、ポップコーンを食べていた42歳の男性を撃った疑いで逮捕しました。クレジットロールが流れたころにいさかいが始まり、最後には男が発砲してしまったということのようです。

ラトビアの通信社Letaが目撃者に行った聞き込みによると、死亡した男性はとんでもなく大きな音を立ててポップコーンを食べていたと証言していることから、発砲した男性が神経質だったわけではなく、他の観客にも聞き取れる程の音を立てていたようです。

銃犯罪はラトビアにおいて比較的珍しいようですが、ポップコーンがその引き金になってしまうとは何とも複雑な気分にさせられます……

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