中国ではこのほど、2月4日の「世界対がんデー(World Cancer Day)」を前に、がんの予防、治療を呼びかける声が高まっている。チャイナネットなどが報じた。

 中国衛生部が組織する全国第2次死因調査によると、中国では、がんによる死者のうち、約23.2%が胃がんで死亡するという。また、北京腫瘍研究所は、北京市では10万人に約19人が胃がんにかかる可能性がある、との調査結果を示し、がんの発症率や、がんによる死亡率が、中国で高まっているとうかがわせた。

 北京市衛生局の毛羽副局長は、日焼け予防や健康的な食生活、適度な運動、受動喫煙のリスク把握などが、科学的見地から重要だと説明。がん予防、治療の意識向上を呼びかけた。(編集担当:金田知子)



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