実力もないのに注意されると責任転嫁!“過去の栄光”にしがみつく「元朝日新聞記者」
いったん「負け組社員」になっても、リベンジは可能である。ただし、その方法を誤まらないことが前提となる。「がんばればなんとかなる!」と精神論で進んでも、うまくはいかない。知識や技術を獲得しても、なかなかはい上がれない。
じつは、はい上がれない大きな理由はその人の意識のあり方や考え方にある。そのあたりにまで踏み込んで考え、正していくことが大切だ。逆に言えは、意識のあり方や考え方を変えると、意外なほどスムーズにはい上がることができるものだ。
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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」
松山 隆(35歳)
日本を代表する全国紙に記者として勤務した後、フリーライター、脚本家、編集プロダクションに勤務する。いたるところで「トラブルメーカー」として問題を起こすものの、反省することまったくなし。
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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)
「あそこはダメですよ。文春とか新潮なんかの週刊誌が“朝日新聞バッシング”をしたときなんて、僕の先輩はこうですよ……」
松山 隆はこう話すと、両手を前に出しパソコンのキーボードを打つしぐさをする。そして目をきょろきょろさせる。さらに舌で唇をぺろりとなめる。
上原(39歳)はその姿に違和感を感じつつ、周りを気にしながら尋ねた。
「それは何のマネ?」
松山はかつて勤務した朝日新聞社の批判を始めたとたんに、目をつりあげた。
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