4日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節で、ディナモ・キエフに2−1と逆転勝利を収めたインテル。父アンジェロの生誕100周年を祝うのに、これ以上の方法はなかっただろう。インテルのマッシモ・モラッティ会長は、キエフで行われたディナモ戦を現地へ見に行くことができなかった。だが5日、彼はインテルの勝利を誇り高く祝うことができる。決勝トーナメント進出に半分手をかける、大きな勝利だ。

「興奮する形で決まった勝利だったね。とても良いプレーをした試合で、後半はスペクタクルだった。グループの、モウリーニョの勝利だよ。監督は非常に優秀だった。そしてチームも、これ以上ないほど素晴らしい気迫を見せてくれたよ」

ディナモとの2連戦は、開幕当時に見下されていたグループの難しさを、あらためて物語った。

「バルセロナの結果(0−0のドロー)を考えれば、ディナモと引き分けでも良かったかもしれない。だが、我々はアンラッキーでもあったんだ。ゴールを決めるのは不可能かのようだった。しかし、今はどうやら終盤での逆転劇が訪れる時期のようだ。それが昨日は我々に訪れたということだね」

「とにかく我々は、バルセロナもインテルもこれらのチーム(ディナモとルビン・カザン)を恐れなければいけないと言ってきた。ルビンはロシア王者であり、昨日のバルサ戦でも非常に良いプレーをした。ミラノでの彼らとの試合も難しいものになるだろう」

ジョゼ・モウリーニョ監督によれば、インテルは最終節に本拠地サン・シーロで行われるルビン・カザン戦で、グループリーグ突破を決める勝ち点3を獲得しなければならないという。だが、モラッティ会長は笑顔でこう語った。

「だが、バルセロナでも勝ち点3は獲得できるよ。我々は残り2試合、勝ちにいくんだ」