【UFC103】13試合ノンストップイベントで、ヴィトー&ミルコが明暗クッキリ
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)
Def.1R3分2秒/TKO
リッチ・フランクリン(米国)
距離を取りながら、左ローを放ったベウフォート。これが4年7カ月ぶりのUFCで見せた攻撃となった。フランクリンが距離を詰めてくるところにカウンターを狙うベウフォートは、左手でアゴをガードし、右手はかなり低めで、右足を前に出した後ろ足重心の構えを取る。
距離をなかなか詰められないフランクリンは、一度距離を詰めたがパンチはクリーンヒットせず、一旦下がろうとしたところにベウフォートの左を受ける。こめかみにヒットしたパンチで、ダメージを受け前方に跪いたフランクリン、必死にベウフォートの足を探したが、そのベウフォートは素早くバックへ回り、パウンドを連打したところでレフェリーが試合をストップ。
呆気なく感じるほど、ベウフォートは最初の勝機をモノにした見事な復活勝利を挙げた。「アンデウソン・シウバは友人だけど、UFCが望むなら誰とでも戦う」というベウフォート、ネームバリュー&実力を兼ね備えた彼の参入で、いよいよミドル級の新・神階級化が進むことになる。
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