インテルのマッシモ・モラッティ会長が、チェルシーのイングランド代表MFフランク・ランパード(30)の獲得断念を表明した。

 “SKY SPORT”のインタビューに応じたモラッティ会長は「彼は非常に真面目だ。ランパードがインテル移籍を望んでいたことは事実だが、家庭の事情でチェルシー残留を決断した。彼は父親と深い絆で結ばれており、環境面での大きな変化にも不安を抱いていたようだ。我々は彼がチェルシーと決別することを望んでいたが、同時にその願いが叶う可能性が低いことも理解していた。そういう訳で我々は、将来有望な若手選手、ムンタリの獲得に乗り出した。彼の加入には満足している」と説明した。

 一方、モウリーニョ新監督については「マンチーニ監督の辞任問題後の4月中旬に初めて会った。面会する前から彼に対する印象は良かった。彼のことを高慢で好感がもてないという人もいるが、監督としての彼の才能に疑う余地はない。何よりもまず、選手の立場に立って考える姿勢に感銘を受けた。イタリアメディアの前評判は良いので、彼が結果を出すことに期待している」と話した。