イタリア代表監督に復帰したマルチェロ・リッピが“ガゼッタ・デッロ・スポルト”紙の独占インタビューに応じた。

――ドイツW杯後に代表を引退したネスタは復帰を考えていないようですが、トッティは気持ちが揺れているようですが?

「彼らの意思を尊重するつもりだ。代表引退の決断は、苦渋の選択だったはずだからだ。彼らは選手としても男としても偉大だ。彼らが代表を愛していないと批判されるのはおかしい。ただ、他の選手には、引退を宣言する前に熟考することを勧める。出場が難しい時は、監督が招集したとしても、休養を申し出ればいい。フランス代表のジダンやマケレレのように」

――カンナバーロは南アフリカW杯の出場を目指しているようですが?

「彼は代表のシンボルなので、37歳でも問題はない。親善試合では若手を試すつもりだが、重要な試合では彼を起用する」

――カンナバーロは不動のようですが、デル・ピエロなどは?

「現状では全ての選手に可能性がある。この2週間で代表メンバーを固定する必要はない」

――アマウリは最大の戦力では?

「1か月の間にあっちの代表こっちの代表と心変わりする選手は好きではない。彼自身が断固たる決断を下す時期に来ている。私は誰にも何も求めしたりはしない。ただ、彼が法的にイタリア人となり、イタリア代表を選ぶというのであれば、私にとって悪い話ではない」

――国内リーグ戦について、やはりインテルが優勝候補でしょうか?

「選手のモチベーションの高め方を心得ているモウリーニョ率いるインテルは、確かに気になる存在だ」

――ユベントスは?

「チームの特長や彼らの戦う姿勢は評価している。しかし、新しいシーズンは彼らにとって非常に厳しいものとなるだろう。なぜならば、今季素晴らしい結果を出した彼らは来季、今季以上の結果を求められるからだ」

――ACミランがロナウジーニョを獲得しましたが?

「今後ブラジル化がますます進むだろう。ロナウジーニョはモチベーションに溢れているはずなので、活躍が期待できる」