4―1の快勝を収めたユーロ08スイス・オーストリア共催大会グループリーグ初戦のロシア戦で、途中後退となったスペイン代表のFWフェルナド・トーレスが怒りをあらわにした。

ベンチに下がる際に、ルイス・アラゴネス監督と握手を交わさなかったことについてトーレスは「もう少し良いパフォーマンスができたはずなので、自分自身に憤りを感じていただけだ。監督とも話し合い、何の不満も抱いていない。これまで監督と問題を起こしたことは1度もないよ。アトレティコ時代、16歳だった僕にチームへの溶け込み方を教えてくれたのは当時アトレティコの監督だったルイスだし。信頼は厚い。我々はアラゴネスと一緒に死ぬ覚悟ができており、その監督に対して失礼なジェスチャーをするはずがない、ということだけはハッキリと言っておきたかったんだ」とコメント。監督との確執説が一部で過剰に報道される中、自ら終止符を打った。