「もちろんこのような光景は見たくなかった」。

12日に発売予定のドイツ週刊誌“Stern”の取材に応じた前イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏が、9日のユーロ08スイス・オーストリア共催大会グループリーグ初戦のオランダ戦で0―3の惨敗を喫したイタリア代表への失望感をあらわにした。

ただ、イタリアの可能性を信じるリッピ氏は「フランス、ドイツ、ポルトガルそしてオランダが興味深い戦いをしているが、イタリアのレベルはこれら4か国に匹敵する。最終的にイタリアが優勝するとまでは言わないが、私の後継者であるドナドーニ率いるイタリア以上のチームは存在しない。ただ、カンナバーロ離脱の穴は大きい。彼は精神面での支柱でもある。チームを完全に統率できるのはカンナバーロだけだからだ」とコメントした。