シャープ、液晶テレビ生産をOEM委託せず
 4月15日、中国国内メディアの報道によると、国外の液晶テレビ企業の多くは、中国市場では生産を中国のOEM会社に委託しているが、シャープ中国部社長の大沢敏志氏は「シャープは液晶テレビ生産をOEM会社に委託しない」と公表した。
 同氏の話によると、中国液晶パネル市場は現在、急速に発展しており、市場の需要も上昇いるが、たとえ同社の液晶テレビの供給が需要に追いつかないとしても、生産をOEM会社に委託しないという。
 OEMを通じてコスト削減と生産能力の向上が実現できると考えられているが、同社は液晶テレビの品質を保つために、自社生産の主張を貫いていくことが明らかになった。
 一方で、韓国の電子製品・部品メーカーのサムスンは、市場需要を満たすため、また生産能力を向上させるために、同社の液晶テレビ生産を台湾のOEM会社に委託するという。
(China Press編集部:LF)