「昨日の軽率な行動で、カッサーノはユーロメンバー入りの可能性を失ったに違いない。あのような行動を取るのであれば、代表復帰は難しい」。バーリ監督時代にカッサーノの才能を見出したエウジェニオ・ファシェッティ氏が2日のトリノ戦(セリエA第26節)で審判に暴言を吐き、退場処分となったサンプドリアFWアントニオ・カッサーノ(25)の軽率な行為を批判した。

 “Radio R101”のインタビューに応じたファシェッティ氏は続けて「残念だ。なぜならば、彼のように才能のある選手は多くないからだ。今季のサンプドリアは素晴らしいシーズンを迎えており、サポーターは近年味わったことのない喜びを感じていたはずだ。サンプドリアの監督はこの1件で激怒しているに違いない。なぜならば、カッサーノの昨日の行動は、チームのこれまでの努力を台無しにする行為であり、彼を信頼したクラブに対する裏切りだからだ。カッサーノの性格は、年々手が付けられなくなっている。プライベートではどちらかというと穏やかな性格だが、ピッチに立つと自分の感情をコントロールできなくなってしまう。彼が17,8歳の頃は今回のような行動は取らなかった。今後彼の性格を改善することは非常に難しいだろう」と語った。

・[選手名鑑]アントニオ・カッサーノ - あなたの評価は!?