ファウルか、ファウルでなかったのか。接触はあったのか、なかったのか−。SPLセントミレン戦で87分にFKを決め、セルティックを土壇場で勝利に導いた中村のFKについてスコットランド国内で様々な議論がなされている。問題のシーンはペナルティーエリア手前で俊輔がメイソンに倒された場面。

 メイソンは「主審はファウルだといったが、俺はナカムラに触っていない。ナカムラの動きを読んで体を入れただけだ」と試合後も判定に猛反発。しかし中村は「あれはファウル。後ろから来たから倒れただけ」とさらり。

 試合後にはセントミレンファンから「Cheat!Cheat!(ダイブ)」というブーイングを受けた俊輔。地元メディアの多くは“ソフトではあるが接触はあった”としているが、中には”ファウルではない。ナカムラは簡単に倒れる”という手厳しいものも。議論はやまないが、最も的を射ているのは俊輔の同僚ブラウンのコメントかもしれない。「ファウルかどうか?そんなのどうでもいい。ナカはFKを決めて、俺たちは3ポイントをゲットした。重要なのはそれだけだ」

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