マンチェスター・シティのスベン・ゴラン・エリクソン監督は、インテルへの移籍が噂されるMFエラーノについて、放出の可能性はないと断言した。

 今夏、ウクライナのシャフタール・ドネツクから800万ポンド(約18億円)でマンCに移籍したエラーノは、プレミアリーグのスタイルに難なくフィット。早くもマンCの攻撃陣を牽引する存在となり、現在リーグ4位の好位置につける快進撃の立役者となっている。その活躍に目をつけたのがインテルだ。セリエA連覇を狙う強豪は、1月の移籍マーケットで早速獲得に動き出すと一部メディアが報じている。

 しかし、インテルのロベルト・マンチーニ監督と友人関係にあるというエリクソンは、インテルがエラーノを強奪するような動きを見せるはずはないとしている。

「インテルがウチの選手を欲しいのなら、マンチーニが私に直接電話をかけてくるはずだ。彼は友人だし、定期的に電話でも話をする仲だ。もしインテルがエラーノを欲しいのなら、彼から真っ先に連絡が来るはずだ。だから、インテルがエラーノの獲得に動いているとは思えない」

 エラーノの放出の可能性を全面的に否定したエリクソン。プレミアの4強に食い込むチームの戦いに水をさされたくないスウェーデン人監督は、マンチーニとの友人関係を全面的に押し出して、インテルに釘を刺したようだ。