ストライカーの補強をめざすリヨンが、フランスU-21代表FWヨアン・グフランの争奪戦に乗り出そうとしている。これまでの報道によると、グフランの獲得には、チェルシー、バレンシアなどが関心を示し、アーセナルがもっとも熱心に動いている模様。

 リヨンのペラン監督も10日、ラジオのRTL局のインタビューで「グフランに注目している」と述べている。

 グフランは今季リーグ・アンに返り咲くカンで4シーズンにわたり在籍し、79試合に出場(うち8試合はリーグ・アン)、23得点をあげている。とくに昨シーズンは15ゴールでチームの得点王となり、1部昇格に大きく貢献した。リーグ・ドゥ最優秀選手にも選ばれている。

 グフランが国内外のビッグクラブから注目を集めていることについて、カンのフォルタン監督は「まだペラン監督からもベンゲル監督からも連絡をもらっていない」とレキップ紙に明かしている。さらに「ヨアンは将来が約束された選手だが、まだ21歳。1部での経験もほとんどない。彼に関心をもっているクラブでは、我々と違って、先発が保証されるわけではない。試合の残り20分に出るだけだとしたら、彼にとってよいことだとは思わない」とビッグクラブへの入団は“時期尚早”との考えを示した。