レアル・マドリーからL.A.ギャラクシーに電撃移籍を果たしたディビッド・ベッカム(31)が、イタリアの名門ACミランへの移籍も考えていた事が判明した。ACミラン副会長アドリアーノ・ガリアーニが12日、明らかにしたもの。

ガリアーニ副会長は「もしベッカムがヨーロッパに残るとしたら、ACミランに来る事になっていた。最終的にロス行きを選択したようで、我々にも連絡が入ったよ」と二者択一に迫られたベッカムの移籍経緯を語っている。現地報道によると有名デザイナーを始め、イタリアに多くの知人を持つビクトリア夫人は夫のACミラン移籍にゴーサインを出していたとの事。またL.A.ギャラクシー移籍に悩むベッカムの背中を押した人物がベッカム夫妻と親交のあるトム・クルーズであったことも判明している。

5年総額1億9200万ユーロ(約300億円)。年俸60億円はスポーツ大国アメリカでも群を抜く数字。現地メディアの扱いも別格で、既にブッシュ大統領に匹敵する注目度を誇っているとのこと。ヨーロッパを離れた“ベッカム”だが、ブランドの輝きは増すばかりだ。

佐藤 貴洋