気象庁は12日、同日早朝に大分県中部で起きた地震は、フィリピン海プレート内部で発生した地震と考えられると発表した。この地震で、大分県佐伯市、愛媛県今治(いまばり)市、広島県呉市などで震度5弱を観測したほか、九州地方から中部地方にかけて震度4−1を記録した。

 午前6時45分現在、震度1以上を観測した余震はない。

 四国・中国地方では、2001年3月24日に発生した安芸灘の地震(M6.7、芸予地震)があり、愛媛県で震度5弱以上を観測したのは、同地震以来となる。また、広島県で震度5弱以上を記録したのは、同年3月26日に起きた同地震の余震(M5.2)で、東広島市で震度5強を観測して以来。

 大分県で震度5弱以上を観測したのは、06年3月27日に発生した日向灘(ひゅうがなだ)の地震(M5.5)で、同県佐伯市で震度5弱を記録して以来初めて。【了】

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