西武鉄道がダイヤ改正を実施へ。001系「ラビュー」の営業運転開始のほか、「S-TRAIN」の増発や運転取り止め、「小江戸」「拝島ライナー」の増発などを予定。多摩川線は初電の繰り上げと終電の繰り下げが実施されます。

新宿線・国分寺線の直通運転は休止

 西武鉄道は2019年1月29日(火)、ダイヤ改正を3月16日(土)に行うと発表しました。


2019年3月16日のダイヤ改正で、新型001系電車「ラビュー」の営業運転が始まる(画像:西武鉄道)。

 池袋線・西武秩父線では、特急用の新型車両である001系「ラビュー(Laview)」がデビュー。特急「ちちぶ」「むさし」として池袋〜飯能・西武秩父間を結びます。池袋〜所沢間の最短所要時間は、20分から19分に短縮されます。

 平日は、下り池袋16時00分発 飯能行きの特急「むさし」を増発。土休日の池袋20時00分発以降の下り特急は、日中時間帯と同様、所沢で一般電車と接続します。

 有料座席指定列車「S-TRAIN」は、平日朝に、所沢8時37分発 豊洲9時46分着の上り1本を増発。平日夕夜間は、下り「S-TRAIN」と一般電車の接続駅を保谷と所沢に統一します。上りの所沢発 豊洲行きは運転を取り止めます。

 平日・土休日の日中は、急行と快速急行(Fライナー)のすべてが、石神井公園で各駅停車に接続。土休日の夜間は狭山線で4往復が増発されます。

 新宿線では、土休日に特急「小江戸」(西武新宿〜本川越)を1往復増発(本川越21時30分発、西武新宿22時30分発)。有料座席指定列車「拝島ライナー」(西武新宿〜拝島)は、平日・土休日とも西武新宿17時15分発の下り1本を増発します。

 東村山駅付近では連続立体交差事業の進捗に合わせて、平日・土休日とも新宿線・国分寺線の直通運転が休止に。多摩川線では、多磨駅の橋上駅舎化工事に伴い、白糸台発 武蔵境行き初電を19分繰り上げる(白糸台5時16分発)とともに、武蔵境発 是政行き終電を12分繰り下げます(武蔵境0時27分発)。

【写真】試運転を行う銀色の新型車両「ラビュー」


西武池袋線で試運転を行う001系「Laview」(2018年12月23日、伊藤真悟撮影)。