かつての東急バス弦巻営業所をイメージした模型と、東急トランセ20周年を記念したバス車両の模型が登場。特典で、東急バスキャラクター「ノッテちゃん」の生写真もプレゼントされます。

「無事故強調運動実施中」「弦巻営業所通用口」

 実在する路線バスの営業所がモデルの模型商品が登場しました。トミーテックが製造、東急バスが企画・販売する「建物コレクション 東急バスオリジナルモデル『バス営業所 旧東急バス弦巻営業所風』」です。


旧東急バス弦巻営業所風のバス営業を模型で再現(2018年9月12日、乗りものニュース編集部撮影)。

 箱を開けて現れた部品はいずれも塗装済み。所々でウェザリング(汚し)処理が施され、年季の入った雰囲気が再現されています。

 またよく見ると細かい表現がされており、営業所建物の外壁には「無事故強調運動実施中」「弦巻営業所通用口」などの文字が書かれているほか、大雪への警戒をうながす気象告知板も掲出されていました。


「バス営業所」のパーツ。

文字や気象告知板なども再現。

事務所を組み立てていく。

 部品はバラバラの状態で入っていますが、それをはめる穴の位置や幅がひとつずつ異なるため、間違えることなく、数分で営業所の建物が形になりました。

 ちなみに、モデルとなった弦巻営業所(東京都世田谷区)の建物は、1971(昭和46)年から2009(平成21)年まで38年にわたり使われたものです。

車両セットも発売 特典で東急バスキャラクター「ノッテちゃん」の生写真!?

 建物に続いて、ベース(敷地)へ塀や待合所、バス停看板、給油機などを配置し、「弦巻営業所風」のバス営業所が完成しました。スケールは鉄道模型のNゲージと同等の150分の1で、ベースの大きさは文庫本ほど。机の上や書棚に飾って眺めたくなるようなサイズです。


ベースに塀を設置。

「バス営業所」が完成。


 バス営業所と同時に、「ザ・バスコレクション 東急トランセ20周年セット」も発売されます。「ナロー車」とも呼ばれる中型ロング車の日野「レインボー」T537号車と、代官山循環線で2006(平成18)年から使われている日野「リエッセ」SI7816号車の2台によるセットです。

「レインボー」の車体前面を見ると「園02 世田谷区民会館」の表示が。この系統、田園調布駅(東京都大田区)と世田谷区民会館(東京都世田谷区)を結んでいましたが、2018年3月末で廃止されているもので、T537号車はこの「園02」系統でも使用されていたそうです。車体にはこのほか、東急トランセのマークや「ノンステップバス」といった表示、ナンバープレートなどが細部まで再現されており、車内も実車同様に座席が並んでいます。


「ザ・バスコレクション 東急トランセ20周年セット」。

日野「リエッセ」のSI7816号車。

日野「レインボー」のT537号車。

 小振りな「リエッセ」も同様に、「PASMO・Suicaご利用いただけます」などの表示を再現。車体の屋根にも代官山循環線を示す文字が書かれています。スケールは、こちらもそれぞれ150分の1。営業所とあわせて遊んだり、飾ったりすることが可能です。

「バス営業所」は1950円(税込)、販売個数2400で、「東急トランセ20周年セット」は2160円(税込)、販売個数6000セット。いずれも2018年9月15日(土)発売です。インターネット通信販売の「TOKYU STYLE」や東急百貨店の渋谷本店、たまプラーザ店、「電車とバスの博物館」、その日に開催されるイベント「バスまつり2018 in 晴海」などで販売されます。


営業所とバス車両は同じ150分の1スケール。



特典の「ノッテちゃん」生写真。写真の5枚にシークレット1枚をくわえた全6種類(2018年9月12日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、「バス営業所」と「東急トランセ20周年セット」の両方を、「TOKYU STYLE」か「バスまつり2018 in 晴海」などの東急バス出展のバスイベントで購入すると、東急バスのキャラクター「ノッテちゃん」の生写真がプレゼントされます。全6種類で、1種類はシークレットです。