笑顔で金メダルをかじってみせる孫興民=3日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】ジャカルタ・アジア大会で2連覇を果たしたサッカー男子韓国代表が3日に帰国した。U−23(23歳以下)で構成した代表チームにオーバーエージ枠で加わったエースの孫興民(ソン・フンミン、英トットナム)は、仁川国際空港でインタビューに応じ「サッカーをしていて初めての優勝。韓国のユニホームを着て優勝することができ、うれしく、ありがたく思う。これからも、もっと笑える日が多ければいい」と喜びを語った。

 孫は2014年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会と今年のW杯ロシア大会に韓国代表として出場したが、いずれも1次リーグで敗退して涙を流した。だが、キャプテンを務めた今回のアジア大会では、決勝で20年東京五輪世代のU−21(21歳以下)代表で臨んだ日本を延長の末に2―1で下し、金メダルを手に満面の笑みを見せた。

 孫は、初めてキャプテンを務めた大会で心配もあったが、黄義助(ファン・ウィジョ、ガンバ大阪)らチームメートがたくさん助けてくれたと明かした。また、金メダルはファンの応援のおかげだとしてファンに感謝の意を伝えた。

 アジア大会で優勝したことで、孫をはじめとする選手は兵役免除の特例を受けられる。