「紺木綿地団扇模様浴衣」(大正〜昭和時代(20世紀)、東京都江戸東京博物館(後期))/写真は主催者提供

写真拡大

島根県益田市の島根県立石見美術館で9月3日(月)まで、「ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデザイン、いまむかし」が開催されている。

【写真を見る】ずらりと並ぶ展示の様子/写真は主催者提供

和装離れが進む現代においても、若い年齢層も含めてファンを増やしているのが夏の「ゆかた」。ゆかたは、江戸時代に入浴後のくつろぎ着として着られるようになり、やがて夏の気軽な外出着として定着。

同展では、江戸から昭和に至るゆかたや型紙に加えて、当時の風俗を描く浮世絵などを中心に紹介し、素朴でありながら繊細さを兼ね備えた魅力を、デザイン性と遊びの要素から紐解いていく。

担当者は「ゆかたの歴史をたどる展覧会は、これまでほとんど行われたことがありません。入浴後の汗取り着、またくつろぎ着として着られた、江戸から現代までのゆかたがずらりと並びます。

大らかかつ洗練されたデザインの江戸のゆかた、モダンな雰囲気の昭和のゆかた、超絶技巧の人間国宝によるゆかたなど、見どころがたくさん。涼しさのデザインの今と昔をじっくりとご覧ください」と展示の見どころを話す。

貴重な浴衣展で、日本人の伝統ある衣服についてじっくり学ぼう!(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)