湘南が1点を守り抜き4戦ぶり勝利! …G大阪は大阪ダービーの勢い引き継げず《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第10節の湘南ベルマーレvsガンバ大阪が25日にShonan BMW スタジアム平塚で行われ、1-0で湘南が勝利した。

▽リーグ3試合勝ちのない湘南は4-4で引き分けた前節の横浜F・マリノス戦との“神奈川ダービー”からスタメンを3名変更。アンドレ・バイア、大野、松田に代えて、坂、秋野、高橋を起用した。

▽対するG大阪は1-0で勝利した前節のセレッソ大阪との“大阪ダービー”からスタメンを2名変更。ケガのGK東口、出場停止のファビオに代えて、GK林、菅沼を起用した。

▽高いテンションで試合に入った湘南が、早い時間帯に攻勢をかけていく。16分、G大阪陣内浅い位置中央でボールを持った秋野が、左サイドの高橋に大きく展開。高橋がグラウンダーのクロスを供給してボックス内に混戦がもたらされると、こぼれ球に反応した菊地が左足を振り抜いてネットを揺らした。

▽スコアをイーブンに戻したいG大阪は、19分に左サイドをオーバーラップした藤春がクロスを供給する。しかし、ファーサイドで反応した藤本はシュートを放つことができない。

▽G大阪は、その後もペースを引き寄せることができず。逆に前半終了間際の45分には湘南が左CKを獲得。キッカーの秋野が上げたインスイングのクロスはクリアされたが、セカンドボールに石川が反応。石川のシュートはG大阪DFにブロックされ、さらにこぼれ球を拾った菊地のシュートも枠を外れたが、湘南が優勢を保ったまま試合を折り返した。

▽リズムを変えたいG大阪は、ハーフタイム中に選手交代を敢行。高江に代えて中村を送り出し、得点を目指していく。

▽G大阪は徐々に支配率を高めて相手を押し込み始めるが、なかなかシュートまで繋げることができない。57分の藤春のクロスは味方に合わず、63分にボックス手前中央でボールを受けた中村もシュートに持ち込むことができない。

▽すると72分、湘南がG大阪ゴールを脅かす。菊地がボックス左に侵攻してマテウスをかわし、シュートを狙う。GK林がキャッチして追加点にはならなかったが、効率的にシュートを浴びせ、攻撃の比重を高めるG大阪をけん制した。

▽G大阪のレヴィー・クルピ監督は、75分に2枚替えを敢行。オ・ジェソク、藤本に代えて米倉、食野を投入して巻き返しを図っていく。しかし、指揮官の采配も及ばず試合はこのままのスコアで終了。この結果、前半の1点を守り抜いた湘南がリーグ4試合ぶりに勝利した。